HOME >  新生こだいこの誕生秘話~エピソード2~

新生こだいこの誕生秘話~エピソード2~

Pocket

(エピソード1からの続き)こだいこを閉店すると決断し、お客様に告知から数か月。

たくさんの方から、ありがたい事に「辞めないで欲しい」と本当に多くの人から言われ続けてました。

しかし、父の体力の事を考えると仕方がないと心で割り切ろうと思っていました。

時間はどんどん経過していきます。

2016年7月から店内にて”閉店”の張り紙を掲載するようにしました。

7月のこの時期から掲載する理由は、8月のお盆で帰省してこられるお客様が来店の時にこれまでの感謝の言葉を伝える為のものです。

その張り紙を掲載してから、当然ですが驚きの反響とたくさんお客様からのありがたい声が殺到しました。

お店を買いたいという方も大勢いました。

私達が積み重ねたもの。大事にしてきたものがあります。

しかし、お店を買いたい方々は、
そういったものは関係ないと言わんばかりにお金の話が先に来ていました。

この出来事は私たちに考えるきっかけを与えました。

みんなで話合いをおこなった結果、

私達がここまで長くお店をやってこれたのは、お客様のおかげであり、
お金儲けだけをやりたくて続けてきたんじゃない。

そう改めて気づかされたのです。

全ての話をお断りしました。

全部です。

お金儲けではありません。もし万が一、元祖熊本らーめんこだいこを復活させるのならば、

この、こだいこらーめんを永遠に残していきたいと思っていました。

閉店までの時間も残りわずかになってきたある日。

ある方のご紹介で、

ご紹介される方が本当に熱心だったのでもう会わないと決めていましたが、お会いする事になりました。

お話していたように、

ほとんどの方は、お金の話が先行していました。みなさんビジネスなので当然です。

しかし、ご紹介された方は、一言もお金の話をせずに、私たちの話を真剣に聞いてくれました。

どんな想いでこれまで続けてきたか、これからどういう未来を作っていきたいのか?

大事にしている想いを伝えました。

何時間もお話しました。

そして、そのご紹介いただいた社長から

私も同じ気持ちだと言われました。

この社長こそ、実は今の新生こだいこの社長です。

それからも、社長とは何度も話し合いをおこないました。

そして、この方とだったらこだいこらーめんは残るかもしれないという気持ちが芽生えてきました。

時間は経ち、

2016年1月24日をもって、こだいこらーめんは完全閉店という形になりました。

この日は60年に一回の大雪と言われた日で、

とても寒く積雪となり大変な夜でした。

当然、この日の大雪は、家に帰るのも困難なほど雪が積もり続ける状況です。

それでもテレビ局の方も4社、取材で来ていただきました。

「雪で帰れなくなっても、最後にこだいこのらーめんを食べたい。」

そう言ってくれるお客様がたくさんご来店いただき、外には行列ができました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいになり、みんな涙しながららーめんを作ってお客様へお出ししました。

そして、なんとたった3時間で売切れとなる大盛況でした。

最後に、寒い中本当にたくさんのお客様が行列でご来店いただき、

さらに涙が込み上げてきた本当に感動的な日でした。

あふれる涙の中に、みなさんにはまだ伝えてなかったのですが”復活”という希望の光も見えていました。

しかし、その光が消える事態が発生します。

みなさんもご存知のように2016年4月の熊本地震です。

らーめんを作っていた工場は全壊。

多大な被害になりました。

これで全てが終わった。そう思いました。

しかし、ここで奇跡がおこります。

工場は崩れてしまっているのに、

スープ作りで重要な五右衛門釜やどんぶりは全て無事だったのです。

これを見た時に、

父は、「これは”やれ”ということかな・・・」とつぶやきました。

当たり前ですが、

創業者の父が、もう一度やろうと同意をしないとこの話は白紙になります。

そんな父が、熊本地震で私たちの小さな奇跡を見て、もう一度がんばろうと心に決めてくれたのです。

ついに、私と父と熱心に声をいただいた社長とのこだいこらーめん復活が始まりました。

電話:096-200-7764